元モーニング娘。のメンバーで、ソロアーティストとしても活躍していた道重さゆみさんが、2025年1月19日に芸能界引退を発表しました。
引退の理由として挙げられたのが「強迫性障害」です。
今回は、道重さんの引退に至る経緯と、強迫性障害の症状や原因についてまとめてみました。
道重さゆみの芸能活動の軌跡

まず、道重さんの芸能活動を振り返ってみましょう。
- 2003年:モーニング娘。に加入
- 2014年11月26日:モーニング娘。卒業、一時休業へ
- 2017年3月:ソロ活動再開
- 2023年12月27日:強迫性障害の診断を公表
- 2025年1月19日:芸能界引退を発表
道重さんは、モーニング娘。を再ブレイクに導いた功績で知られています。
2014年の卒業時には「ここまで休まず突っ走ってきたので、しばらく休業しようと思っています」と述べ、約2年間の充電期間を経てソロ活動を再開しました。
強迫性障害の公表と活動制限

2023年12月27日、道重さんは所属事務所を通じて強迫性障害(OCD)と診断されたことを公表しました。
診断に至った経緯は以下の通りです。
「いくつか特定の仕事上で過度なこだわりや過敏な行動があり、本人から強い不安感や恐怖心があるとの申し出」があったため病院で診察を受けたところ、医師から強迫性障害と診断された
引用:ねとらぼ
この発表後、道重さんは症状改善のため一部の活動を制限しながら、ライブ活動などは継続していました。
強迫性障害の症状と原因

強迫性障害は不安障害の一種で、主な特徴は以下の通りです。
- 不合理と分かっていても、特定の行動を繰り返してしまう
- 手洗いや確認行為などが典型的な症状
- 強い不安感や恐怖心を伴う
道重さん自身も、ステージを降りて一人になると強い不安感や恐怖心に悩まされていたと告白しています。
心理の専門家によると、アイドルや芸能人のように常に人の目を意識し完璧を求められる立場では、強迫観念が特に強くなりやすいとされています。
道重さんの場合、モーニング娘。時代から「常にピーク」「劣化しないアイドルでいたい」とストイックな発言をしており、プロ意識の高さゆえの完璧主義が症状の一因になった可能性があります。
引退の決断と理由

2025年1月19日、道重さんは自身の公式ブログとInstagramで芸能界引退を発表しました。
引退の理由について、彼女は次のように説明しています。
「今まで出来ていた仕事の中に、もうできないかもしれないと思う事も増えてきました」「そんな中で活動を続けていくのは、難しい、限界だな、と感じるようになった」
引用:ファンクラブニュース
強迫性障害の影響で、これまでのように活動を続けることが困難になったことが、引退の直接的な理由だったようです。
ファンや業界の反応

道重さんの突然の引退発表に、多くのファンが驚きと同時に、その決断を尊重する声を上げています。
- 「ごめんなさいなんて言わないで! さゆみんが決めたことなら応援する」
- 「どうか幸せになってください」
- 「たくさんの大好きとありがとうをさゆちゃんに贈ります」
また、モーニング娘。総合プロデューサーのつんく♂さんも、「そして、作品は完成した。
本当にお疲れ様でした。」とメッセージを送り、道重さんの22年間の活動を称えました。
まとめ
道重さゆみさんの引退理由は、強迫性障害という病気との闘いでした。
アイドルとしての完璧主義が一因となり発症した可能性がありますが、同時に彼女の真摯な姿勢と強い責任感の表れでもあったと言えるでしょう。
22年間の芸能活動を通じて、多くのファンに喜びと感動を与え続けた道重さん。
その功績は、日本の芸能界に大きな足跡を残したと言えます。
今後は、自身の健康を第一に考えた新たな人生のステージに進むことでしょう。道重さゆみさんの幸せを心から願っています。
コメント